初不動大護摩供。
そぼ降る雨の中、火中に供物を投じ、ついで護摩木を投じて祈願。その個別の目的によって一般的には次の五種に分類される。
- 息災法(そくさいほう)…災害のないことを祈るもので、旱魃、強風、洪水、地震、火事をはじめ、個人的な苦難、煩悩も対象。
- 増益法(そうやくほう)…単に災害を除くだけではなく、積極的に幸福を倍増させる。福徳繁栄を目的とする修法。長寿延命、縁結びもその対象。
- 調伏法(ちょうぶくほう)…怨敵、魔障を除去する修法。悪行をおさえることが目的であるから、他の修法よりすぐれた阿闍梨がこれを行う。
- 敬愛法(けいあいほう)…調伏とは逆に、他を敬い愛する平和円満を祈る法。
- 鉤召法(こうちょうほう)…諸尊・善神・自分の愛する者を召し集めるための修法。
(参照:Wikipedia)